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No. 2011年10月 1面

潟Lッコーマン所有の土地市が買い取り4億円!
不可解なキッコーマン二工場跡地の購入

 
9月議会の補正予算において、キッコーマン所有の二工場跡地約1500坪を4億円で市が買い取ることを議会が可決してしまいました。結城野田線(流山街道)野田の商店街通り、郵便局付近の現在駐車場になっている土地です。
 市長は、3年前から中心市街地を活性化させていく名目のもとに、二工場跡地を購入して、「商店街のようなもの」を作ろうと計画しました。しかし商工会議所、地元商業者などを集めたものの、「自分の店舗に加えて新たに出店するのは困難だ」という意見が出され、ほとんど誰も計画に乗ることもなく、頓挫しました。その時点で土地購入はあきらめるべきでした。その後、市長は、買物弱者対策にすり替え、二工場跡地のほんの一部の土地に事務所のようなプレハブを一軒建てることにしています。これから購入する広大な土地の具体的計画はほとんど示されていません。
 中心市街地の活性化や買い物弱者対策を目的にした計画ならば、地元の商店街が活性化するように、沢山ある空店舗の有効活用に力を入れるべきであり、キッコーマンの負の資産とも言える
土地を買う理由はまったくありません。

広大な土地活用は見えず

また、4億円もの公金が動く壮大な土地購入にも関わらず、まちづくりの基本方針である野田市の総合計画や都市計画マスタープランにも位置付けがありません。計画なき計画と言えます。
来年5月の市長選挙を目前にして突如浮上した不可解なキッコーマン二工場跡地購入の実態です。
 どの自治体も厳しい財政状況の中で、野田市でも、税収が落ち込み、行財政改革の推進を図っています。他の自治体では所有の土地を処分している現在、4億円もの公金で活用計画のない土地を購入することは、完全に時代に逆行しています。
 補正予算に計上されたこの土地購入について、市民ネットワークは断固反対しましたが、賛成多数で可決してしまった野田市議会自体にも問題があります。
                                             (岡田さわこ)


「中学校の武道とダンスの必修化」
野田市は先行実施しています

 あの安倍政権時、学習指導要領改定の一つに中学校での武道の必修化が決まりました。野田市では3年前より先行実施しています。

 柔道・剣道・相撲の中から施設面等を考慮して市内11校のうち6校が柔道、5校が剣道を選択し
ました。安全面に配慮して、「保健体育の教員とそれぞれの武道の指導者2名ずつ、一年間に一ヶ月ティーム・ティーチング(複数の教員、指導者が協力して行う授業方式)を実施すること」と「教員が実技講習を受けてる」としています。
生徒には、オリエンテーションや最初の授業で伝え、保護者に対しては新入生説明会や年度初めの保護者会で説明しているとしています。特に、柔道については学校内での死亡事故や怪我が突出して多いことを危惧する声があります。特に初心者(一年生が全体の50%超)の事故が目立つことから、細心の注意と指導が望まれます。基本的技術が未熟な生徒へ無理な指導や体調が急変した際の対処の仕方が良くなかったケースもあり、再度確認することが必要です。
(小室みえこ)






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