市民ネットワーク・のだ 市議選予定候補者


−中井洋子からバトンタッチ− 新人 小室みえこ
私の決意

 私は、2004年から6年間、”暴力防止の活動“に参加しています。先日、暴力防止のワークショップに伺ったある小学校6年生の教室に、大きく学級目標が三つ掲げられていました。その一つが「空気が読めるようになる」でした。
 ひと頃はやったKY(空気が読めない)は、タイミングの悪いところ、決まりかけていたところに反対意見や、変わった意見、到底無理と思われる発案等を言うことですが、大人社会の中だけではなく、子どもたちの教室にまで入り込んでいたのです。
 自分の考えや思い、提案、発案を口にすることは大切なことで、何かの力でそれらの発言がさえぎられることは残念であり、非常に怖いことだと思います。ましてや子どもの世界において、周りばかりを気にして意見を控えていたらどんどん委縮してしまい、気がついた時には大きな流れに身を任せるしかなくなっているかも知れません。
 人には、それぞれの思い・考え・理想があり、それがまったく同じ事はなかなかありません。誰でも自分と異なった考えには、なかなか耳を貸そうとはしませんが、異なった立場、様々な意見を反映させる社会であって欲しいと思います。子どもなどの弱い立場に置かれた人たちが大切にされる社会は、他の世代にとっても暮らしやすいまちです。
 市民ネットワークは社会的弱者の視点に立ち、常に健全な市政のあり方を24年間問い続けてきました。この歩みを止めてはならないと強く感じています。
小室みえこのプロフィール

1959年 埼玉県坂戸市に生まれる
1980年 埼玉県立衛生短期学校 卒業
1988年 話力総合研究所勤務
      企業の研修担当・専門学校へ講師として出講
1989年 野田市に転居
2003年 主に関宿エリアで子育て教室講師を務める(2009年まで)
2004年 子どもへの暴力防止の活動を始める
2010年 市民ネットワーク・のだ 事務局長

 趣 味  お菓子作り
 家 族  夫・娘(16歳)・息子(14歳)
 住 所  278-0022 野田市山崎2694 C−302


情報公開と市民参加のない清掃工場建設計画は白紙に!
 野田市清掃工場は建設から25年が経過し、老朽化のため毎年2億円以上の修繕費をかけて稼動しています。市民ネットワークは平成17年から建設計画を立てる時期だと指摘してきました。しかし今回突然、全体計画も市民に示さぬまま、中里工業団地内への建設計画を明らかにしました。地元住民や多くの市民が反対するのは当然です。その上、工業専用地域なので地元の同意は必要ないと市長は議会で発言しています。
 奈良市では市民公募の委員会で、26回もの審議を重ねて検討していますし、京都の木津川市では建設予定地を27ヶ所から5ヶ所に絞り、公募委員で安全性の調査や研究を続け、数年をかけて計画を策定しています。情報公開と市民参加で合意しながら計画していく事が、今やあたりまえとなっています。
 3月議会では地元住民の不安に対し、現状の環境調査を行なう費用として約600万円の予算をつけました。しかし住民が不安視しているのは、建ってからの環境についてです。この調査は環境アセスメントの先取りであり、建てるために動き出したということです。さらに根元市長は「住民投票」を行い、その判断を使って計画を進めていくという答弁もしています。
 市としての清掃行政の展望も示さずに、市民の判断に任せるようなやり方は、住民のエゴの押し付け合いになりがちです。市民全体に理解してもらえるように一度白紙に戻し、安全性や環境負荷についての情報を公開しながら、候補地選定から市民参加ですすめるべきです。
中井 洋子


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