市民ネットワーク 9月議会レポート

岡田 さわこ
資源ごみ回収時の負担の軽減を!
重たい!黄色いプラスチックの箱

 資源ごみ回収は、自治会の協力のもとで行われています。ビンを入れる黄色いプラスチックの箱は重いため、自治会によってはゴミステーションのすぐ傍に収納庫を設置したり、高齢者には当番を免除したり工夫しています。しかし、ステーションまで距離があるところは、重さ2.7kgもある箱を4箱も運ぶ地域もあり、かなり負担になっています。

岡田 近隣市の流山、柏、松戸、鎌ヶ谷では袋の回収になっています。我孫子市では3年前から「プラスチックの箱などの出し入れが負担だ」という市民の声を受けて、用具が出せない自治会は市から※資源促進奨励金を貰わずに、市が用具の出し入れをするシステムを導入しています。このような選択制を導入する方針があるのか伺います。
環境部長 以前は軽量化を考えて折りたたみ式にしていましたが、強度が弱いため現在の箱になりました。空箱でも高齢者にとっては運ぶのが大変です。軽量化や新製品の開発の情報収集に努めます。

岡田さわこのコメント
 地域によって負担の状況はさまざまです。しかし、高齢化が進み、共働きが増える中では選択制の導入や軽量化を考える時期にきています。
※野田市では、自治会に市(資源再生利用促成助成金、地区資源回収委託料)と業者からお金が入る仕組みになっています。


結核の発生! 市の責任を問う

 南部学童保育所に関わる方が肺結核と診断されました。2月上旬から4月25日までの3か月の間、咳の症状が出ていたそうです。そもそも3年前に市は、保護者との話し合いもせず、民間委託を決めてしまいました。その強行した市に対する不信感があるうえでの結核の発生でした。結核発生についての説明会では、千葉県野田健康福祉センター所長は「今回の結核の発生は野田市に責任があります」と明言しました。保護者は、市と委託先の白須賀学園に対して3カ月放置した管理責任を問いました。市の行政としての責任は重大です。せめて予防薬を飲まなければならない児童への補償はすべきだと考えます。
(岡田さわこ)


市民の声
南部小の実態

 南部小に子どもが通っていて感じる疑問点を四つあげたい。まず第一に、人口密度の高さ故に生じる伝染病(学校伝染病)の怖さをあげたい。マイコプラズマ肺炎や結核などの伝染病にかかる危険性が多いような気がする。事実ここ数年、このマイコプラズマ肺炎にかかった児童や教諭の話を聞いた。学校内でウイルスが蔓延しているのではないかと疑いをぬぐえない。
 第二に、衛生面で共通しているが、トイレの非衛生さを訴えたい。特に外トイレは劣悪だ。汚い、悪臭、暗い、定期的な汲み取りがない。災害時の避難場所に指定されている為に和式の汲み取りだそうだが、今のままで災害時も市民が使えると思っているのだろうか。よく考えてほしい。
 第三に、水道設備をあげたい。全校生徒で歯磨きをすると水が止まってしまうから、歯磨きタイムは存在しない。外の水道が壊れている、と先生が訴えても「他がある」と教育委員会に言われたそうだ。
 第四に、暖房設備をあげたい。特別教室のストーブは不足しているため、他校から中古をもらい修理して使っているほどだ。聞くところによると、教育委員会は、「南部小は人数が多いから後回し」と言っているそうだ。
 このように児童の健康、学習環境が著しく悪いなかで、児童の学習意欲が育つと思えない。
 利用頻度の少ないグランドを作るより、義務教育の設備費用として使ってはどうだろうか。
(南部小PTAの一人)






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