市民ネットワーク 3月議会レポート

岡田 さわこ
学校図書館司書の増員を!
図書館オンライン化を提案

 野田市の学校図書館の本は、充実しているとは言えません。百科事典においては20年以上前の古いものばかり。生きた図書が足りず、情報の鮮度が低いのが現状です。

岡田 図書ボランティアの保護者は古い図書を修理し、昨年度はPTAのバザーの収益金から約12万円拠出して新しい図書を購入しています。PTAに負担させて問題はないのでしょうか。
教育部長 予算の範囲の中で整備していきます。
岡田 図書の廃棄基準はあるのでしょうか。
教育部長 廃棄基準はありません。傷みが激しく修理できないものや、統計資料として価値のないものから廃棄しているのが現状です。
岡田 蔵書不足解消のために蔵書をデータベース化して、学校、市内図書館等とのオンライン化を図ることで補い合えるのではないでしょうか。
教育部長 野田市はデータベース化の整備が遅れているのが現状です。
岡田 学校によっては、1年半から4年間も司書不在という実態があります。市が責任をもって、増員を図るべきではないでしょうか。
教育部長 増員という考え方はありません。地域で活動している方々のご支援をいただく中で整備をはかっていきたいと考えています。

岡田さわこのコメント
 学校図書館には、市が責任をもって司書を継続配置すべきです。軸となる司書が配置されてこそ廃棄基準も明確になり、地域の人との連携が図れるのではないでしょうか。


抽選会でいいの? 成人式実行委員会での声

 野田市の成人式は、新成人が組織する実行委員会方式で行われています。今年は「成人の抱負を公共施設に貼り出したい」「親などに手紙を出したい」などの意見が出たそうですが、そのような提案は採用されずに、二部の交歓会では、例年通り数名にゲーム機などが当たる抽選会になりました。
 近隣市(流山、松戸、我孫子)では、抽選会を行わず、小・中学校時代の写真を盛り込みながら、21年間の世相映像を流したり、先生のメッセージを貼り出すなど。また3年後の自分に手紙を送るという企画もあります。さらには実行委員会が記念誌の作成や、講演会を開催しています。このように実行委員の意見が反映されているのは、成人を心から祝おうという目的を教育委員会が持っているからではないでしょうか。野田市の実行委員会でも意見が出たのですから、教育委員会として実現に向けコーディネートすべきでした。数名に景品が当たるその場だけの盛り上がりの交歓会ではなく、成人の喜びを皆で心に刻むことができる交歓会を企画して欲しいと考えます。


公共施設の電話予約やインターネット予約の実現を!

岡田 「市民会館や総合公園は電話予約が出来るのになぜ同じ野田市内の施設である公民館やコミュニティ会館は電話予約が出来ないのか」と市民の声があります。今後の取り組みを伺います。
市長 公民館やコミュニティ会館は電話予約の際に予約した、しないの行き違いのトラブルや直前キャンセルなど弊害が大きいと考えています。

岡田さわこのコメント
 近隣市ではインターネット予約をスムースに取り入れています。工夫次第で市長の主張する弊害は解決できるはずです。予約するために直接施設に行かなければならない状況は、市民にとって負担です。市民が利用しやすいようにインターネット予約や電話予約を導入すべきです。


議案・委員会より
●市民ネットワーク提出!
  「在沖縄海兵隊員による少女暴行事件などに関する意見書」が賛成多数で採択!


 沖縄少女暴行事件は、人間としての尊厳を踏みにじった極めて卑劣であり、許せない犯罪です。被害者、家族への謝罪や再発防止、米軍基地の縮小、兵力の削減、地位協定の見直しを国に求める意見書を市民ネットワークは提出しました。与党議員の一部も賛成にまわり、19対11で採択されました。




前のページへ        次のページへ