市民ネットワーク 12月議会レポート

岡田 さわこ
《みずきの街》 問われる市の責任!
岡田 みずきの街には、都市計画審議会で審議され、市長が決定した地区計画がかかっています。これは、地権者の同意を得て、本来は良好な環境にするために決定した野田市の「法律」です。この物流センター建設予定地は、まちに調和した研究施設などが建てられるとして、協定書も市とURが結び、良好なまちづくりに向けて双方が努力してきました。その結果としてみずきの街は、野田市の中でも誇れる環境の良いまちとなっていました。
 市長はまちづくりのリーダーとして、まちの環境や景観が壊されてしまう物流センターがみずきの街に出来ることがふさわしいと考えているのか伺います。
市長 地区計画上、不適合と言い切れない施設です。物流センターと名のつくものは、全て駄目というのでしょうか。
岡田 地区計画では、建設予定地には倉庫業倉庫は建てられないとなっていますが、市はなぜ倉庫業倉庫より環境が悪化する物流センターを認めるのでしょうか?物流センターの大小が問題ではありません。

(岡田さわこのコメント)
 市は、昨年12月にURから「物流センターが建てられるのか」相談を受けています。当然地区計画に照らしてNOと言えたはずでした。一番の責任は、「野田市にある」と言えます。市民を切り捨てるような市のまちづくりの姿勢が物流センター建設計画を浮上させてしまったのです。


紅葉したイチョウをばっさり! 市が謝罪
 11月24日に「グリーンパークのイチョウがせっかくきれいに紅葉しているのにどうして剪定されてしまったのか?」と市民の方から連絡受けました。確かに通りの半分は黄金色に紅葉していましたが、他は棒のようににばっさり切られていました。
 他市の取り組みでは、流山市「冬季剪定をしている。きれいな時期に剪定することはない」、柏市「木の様子を見てきめ細やかに剪定している」、松戸市「葉が落ちる苦情には、きれいな時期を楽しみにしている人が大勢いるので、景観を損なうことを説明し、冬季剪定をしている」、我孫子市「先進的な地域では、可能な限り剪定しない方向だ。木の風格を大切にしてまちの景観を考えるようになった。街路樹剪定士など専門的知識のある人を入れていく必要がある。」という取り組みでした。どの市も街路樹に関して景観や木を大切にし、葉が色づき落ちることが生命のサイクルだと考えています。今回の紅葉時の剪定に関して市は、謝罪しましたが、街路樹剪定士を是非検討してほしいと要望しました。


市民ネット提案で一歩前進!
コミュニティバス検討委員会
 9月議会で一般質問し、今までなかった議事録が今回から作成され閲覧可能となり、次回検討委員会から傍聴が実現しました。市民の声がどのように話し合われているのか傍聴にいきましょう。

パブリックコメントやっと導入!
 市民参加の前提条件であり、透明性のある意見反映方法として市民ネットが長年求めてきた制度です。総務省では自治体の努力義務としていたものの、市はこれまで野田流市民参加にこだわってきました。今後はどう実効性あるものとしていくかが重要です。




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