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2013年1月 1面
 
上花輪浄水場問題
自主水源の存続を!の主張通る

 
昨年、市長選直後の新聞報道で根本市長は「上花輪浄水場(以下、上花輪と表記)を廃止し、北千葉広域水道事業団(以下、北千葉と表記)から受水する。老朽化に伴い建て替えに50億円、高度浄水処理に20億円かかる費用を、古い水道管の交換に使いたい」と発表しました。予算立てのない70億円を古い水道管の交換に使いたいとの突然の報道に唖然としました。
 それに対し7月議会で「災害等に備えて、自主水源(上花輪)を安易に手放すことには反対!住民投票には馴染まない」と市長に言及したところ、その効果は絶大でした。
 12月議会では、市長は「取水地点が複数あった方がいいという安全保障の観点からの反対論があったことと、北千葉に浄水委託をすると、施設の設備費の負担割合がアップされることが判明したため、上花輪を廃止しない。そうしたことで住民投票の実施にはならない。上花輪に高度浄水処理施設を作らない。老朽化した浄水場に負担をかけないことによって不足分を上花輪で補っていくようにするため、延命化も図れるかもしれない。従って、高度浄水処理施設の20億円は節約できる。しかし、上花輪の建て替え(費用50億円)については将来考えていく」と答弁しました。

                  またも市長の打ち上げ花火!

 今回、古い水道管を交換する金額も 20億円に変わり、上花輪の廃止を止め、住民投票をしないと大幅に変更しました。
 結果的には私たちの主張が通ったわけですが、そもそも当初の新聞報道に於いて、老朽化した水道管を交換していくための計画書もなく、単に思いつきで上げたいつもの打ち上げ花火でした。市長としての見識を疑いたくなります。今後計画的に、詳細な調査や金額の試算、そして市民に正
確な情報の提示をしていくべきだと指摘します。

                                              
(岡田さわこ)




 
 
コウノトリ飼育のための
   委託料
(補正予算)に反対


 
今回の補正予算に生物多様性、自然再生事業(コウノトリ飼育事業)の委託料として220万5千
円が計上されました。野田市のメイン事業とは言え環境施策のシンボルに国の補助金(緊急雇用創出事業)が当てられました。失業対策の補助金なら、他でも人手がほしい分野はたくさんあるはずです。
  12月には、オンブズマンからも「コウノトリ飼育財源は、プレイフィーに含まれる1回300円の利用料金に上乗せしている分で使用料との名目ではあるが実質は寄付金である。また、利用者に対
して知らせているわけでもなくゴルフ場使用料を徴収した行為は、違法若しくは不当な財源の取得、管理にあたる」と指摘しました。
 3・11後原発事故の環境への被害が甚大だったことを認識し計画を延期・中止にすることも考えるべきでした。

                                              (小室みえこ)


 
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