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「パチンコ店反対」の請願
全会一致で可決!

 七光台の沢井製缶跡地に、パチンコ店出展の計画が進められている。業者からチラシが多くはいり突然知らされた周辺の住民は環境悪化を心配して3月議会に「パチンコ店反対」の請願を七光台第六自治会478名の署名と共に提出した。出展予定のまわりは道路が狭く住宅が密集している。また、七光台小学校、北部中学校の通学路にあたり、周辺の交通安全や混雑が心配だ。深夜営業によるネオンや騒音など住宅地に及ぼす影響は大きい。線路を挟んだ大型住宅地の春日町第三自治会も出店反対の署名を始めた。
 請願は全会一致で可決した。法的には難しいが、過去には大殿井住宅などで周辺住民の反対によってパチンコ店計画を中止に追い込んだ例がある。業者は十分周辺住民の意向を聞き話し合いに応じて欲しい。

野田市の新年度(06年)予算〜やっぱり公共事業重視〜

 06年度の一般会計予算額は436億円と前年比5%アップの公共事業中心の予算である。県下有数の土木王国である。1キロ100億円もかかる鉄道高架事業にも着手するため、担当課を新たに増やした。それに比して、福祉部門は組織を縮小し、保健師やケースワーカーなど専門職のマンパワー不足や無理な民間委託などをして予算の締め付けがますますきびしくなっている。介護保険の見直し、障害者自立支援法の施行、母子家庭への支援策など市が担う部分は大きくなってきているが、国の補助金カットを理由に1円でも削ろうとしている。財政不足というのは逃げ口上で、国や県からの補助削減分は所得譲与税の名目で市は確保できている。全体的にハードからソフトへの政策転換の流れの中、逆行して土木事業をてんこ盛りした結果の財源不足である。それでも強気で普通建設事業費は前年比25.8%もアップし、借金を増やす予算編成となっている。
06年度野田市市債(借金)状況(単位:円)
 市民1人当たり1世帯当り
一般会計286,366779,501
特別、企業会計215,339586,161
合計501,7051,365,662
※ 借金は前年比3.3%増の見込みである。


どうなる? 野田市の介護保険
月額956円アップの3,725円(標準)

 4月より介護保険制度が、大きく変わることになる。
@利用者の急増により保険財政が厳しくなってきたため保険料を上げる。
Aこれまで要支援、要介護1の人たちのサービス内容が変わり、筋力トレーニングなどへ切り替わる。
B大きな施設ではなく住み慣れた地域で暮らせる小規模多機能型介護サービスがスタートする。
 以上3点が今回の改正のポイントであるが、野田市の場合、保険料は上がるがサービスは減らされるという傾向が強くなっている。「保険あって介護うすし」になりかねない。
 今回の保険料は、介護保険の基金を1億円取り崩して抑えたと言うが、もう1億円入れれば100円安くなる計算である。3億円も基金を積まず、保険料の値上げを抑えるべきと市民ネットワークは提言した。

野田市の月額介護保険料(単位:円)
所得段階保険料差額
(生保、老齢年金受給者)1,863475
(所得金額が80万円以下)1,863▲217
(世帯全員が市民税非課税)2,422350
(本人が市民税非課税) 3,725956
(本人の所得金額が200万年未満)4,6751,192
(200万円〜600万円未満)5,5881,425
(600万円以上)5,9601,800
近隣市の保険料は松戸3,970円、柏3,469円、流山市3,804円、我孫子市3,667円、鎌ヶ谷3,800円となっている。野田市の場合、老健施設に保険料が多く使われ、在宅サービスは弱い傾向である。